練り上げ手、壺の作り方

@、2種類の粘土をタタラ板を  使い針金で切ります。

A、それを積み重ね、倒して  また同じように縞模様のタ  タラを作ります。

B、それを筒に巻いて円筒を  作ります。

C、壺の底の部分はロクロで  挽いておき、その上に載   せてしっかり接着させま   す。

D、ゆっくりロクロを回しなが  ら土を締めてゆきます。

E、土を締めながら徐々に胴   をふくらませます。

F、半乾きになったら、シッタ   に載せて表面をカンナで
   削り出します。

G、ワイヤーブラシでテクス   チャーを付けます。

H、素焼きをした後、コンプレ  ッサーで薄く透明釉を掛   けて酸化焼成〈1260度、
   30時間)をします。
 近藤立身 作品集vol.1
クで詳細設定)
 練上流砂文壺 300×300×265 (1982)
 練上流砂文平鉢 510×503×190 (1983)
 練上茶碗 115×115×70 (1983)
 練上一流砂文輪挿し 140×200 (1982)

         焼成
酸化1260℃    30h   (電気窯)
 練上流砂文茶碗 125×125×70 (1983)
練込花入れ 255×110(1983)
 使用粘土
 信楽特こし
 信楽赤6号

  釉薬
 透明1号釉 

   焼成
酸化1260℃
   30h
 (電気窯)
 練り上げ手 平鉢の作り方

 @、壺と同様に縞のタタラ粘土   を作ります。

 A、ロクロに石膏の型を伏せて
   載せます。

 B、型のまわりにタタラ粘土の   筒を作ります。

 C、ゆっくりロクロを回しながら
   土を締めてゆきます。

 D、たたきながらすぼまして     ゆきます。

 E、完全に山になったら、よく
   たたいて土を締めます。

 F、固くなったら、型からはずし
   カンナで削りだします。

 G、壺と同様に焼きます。
 使用粘土
 信楽特こし
 信楽赤6号

 釉薬
 透明1号釉 



   焼成
酸化1260℃
   25h
 (灯油窯)
作り方は壺と同じです。
        練り上げ手 茶碗の作り方

@、鉄分の多い粘土と少ない粘土を合わせて軽く練ります。

A、手捻りで立ち上げます。

B、固くなったらカンナで削り、かための歯ブラシでテクスチャー
  を付けます。 

C、薄い透明1号釉をかけて壺同様に焼きます。
           練り上げ流砂文茶碗の作り方

 @、練り込み花入れ同様に筒の上部をすぼまして、くっつけます。

 A、手捻りで形をつくり、削りだします。

 B、歯ブラシでテクスチャーをつけて同様に焼き上げます。


              焼成
     酸化1260℃    30h   (電気窯)
         練り込み花入れの作り方

 @、壺と同様に筒を作り、底になる方をすぼめて口を閉め
    ます。
 A、反対にして底をよく突いてしめます。

 B、口をしぼって針で切り込みをいれます。

 C、同様に焼き上げます。
炭化耀変急須  130×120×100 (170g 400cc )
          炭化耀変急須 の作り方

      使用粘土    信楽赤6号(かねり)


      焼成      生の急須をサヤに詰めて、その間に                    炭をつめます。

               酸化1200℃(22h)